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「交通安全宣言」以前のような気が・・ |
トンネルを抜けたらそこは雪国だった・・・ というほどではないが、さっきからまた
降り始めた雪が少し積もっていた。危険だ。一同に緊張が走る。
それでも峠の上のほうこそ道が白くなっていたが、少し下りるとまた道は雨上がりの
ようなただ濡れた感じに変わった。
道は、つづら折りのヘアピンカーブの連続。
しかし道幅はたいして狭くもないし、下りもそんなに激しくない。 県道クエストで
慣れているメンバーにとってはなんのことはない道であった。 しかし、少しばかり
峠の区間が長かった。山道の5キロは意外とつらい。
そうしてやがて、R492との交点に出た。 四国山脈をひた走る国道の宿命なのか、
この道もまた、いい噂を聞かない。ところが、ここで一行は大きな岐路に立たされる
こととなった。
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交差点に立っていた 新しい電光掲示板が異様だった。 |
なんとこの先、ヨサク(R438)は冬季通行止の区間があるらしく、そうなればここから
R492でR192方面に迂回しなければならない。 そんなわけでしばらく交差点で車を
止めてどうするか相談をした。 だが、通る車のほとんどはR492には回らず、どんどん
ヨサクを直進していったのである。
このようなことから、「もしかすると行けるんちゃうん?」ということになり、結局
この先を強行突破してしまうことになった。(笑)
それに備えて、ほんの少し先のところにあった休憩所で小休止をいれ、さらにドライバーを
T中くんに交代した。
・・・・・
このとき、なんと午前10時。すでに徳島を出発して2時間近くがたっていたが、まだ通過した
市町村はここで4つ目。 距離にしてたった約40キロほど。 つまり、平均時速はなんと、
たった20キロということになる。
昨日、宿の観光案内で「祖谷のかづら橋」を見たときに所要時間と距離が「40km 110分」と
なっていて「絶対これ間違いだよなあ?」と笑っていたが、まさか本当だったとは。
なんてこった!!