ヨサク(酷道439号)制覇記 (3)



神山町へ(一つ前)


  1. 木屋平村(きやだいら)
  2. 雪国だった
    「交通安全宣言」以前のような気が・・

    トンネルを抜けたらそこは雪国だった・・・ というほどではないが、さっきからまた
    降り始めた雪が少し積もっていた。危険だ。一同に緊張が走る。
    それでも峠の上のほうこそ道が白くなっていたが、少し下りるとまた道は雨上がりの
    ようなただ濡れた感じに変わった。

    道は、つづら折りのヘアピンカーブの連続。
    しかし道幅はたいして狭くもないし、下りもそんなに激しくない。 県道クエストで
    慣れているメンバーにとってはなんのことはない道であった。 しかし、少しばかり
    峠の区間が長かった。山道の5キロは意外とつらい。

    そうしてやがて、R492との交点に出た。 四国山脈をひた走る国道の宿命なのか、
    この道もまた、いい噂を聞かない。ところが、ここで一行は大きな岐路に立たされる
    こととなった。

    交点
    交差点に立っていた
    新しい電光掲示板が異様だった。

    なんとこの先、ヨサク(R438)は冬季通行止の区間があるらしく、そうなればここから
    R492でR192方面に迂回しなければならない。 そんなわけでしばらく交差点で車を
    止めてどうするか相談をした。 だが、通る車のほとんどはR492には回らず、どんどん
    ヨサクを直進していったのである。

    このようなことから、「もしかすると行けるんちゃうん?」ということになり、結局
    この先を強行突破してしまうことになった。(笑)
    それに備えて、ほんの少し先のところにあった休憩所で小休止をいれ、さらにドライバーを
    T中くんに交代した。

    ・・・・・

    このとき、なんと午前10時。すでに徳島を出発して2時間近くがたっていたが、まだ通過した
    市町村はここで4つ目。 距離にしてたった約40キロほど。 つまり、平均時速はなんと、
    たった20キロということになる。

    昨日、宿の観光案内で「祖谷のかづら橋」を見たときに所要時間と距離が「40km 110分」と
    なっていて「絶対これ間違いだよなあ?」と笑っていたが、まさか本当だったとは。
    なんてこった!!


R492交点以降へ(続き)

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