ヨサク(酷道439号)制覇記 (4)



R492交点以前へ(一つ前)


    R492交点を過ぎても相変わらず細い道が続く。

    ちなみにこの先には、ドン詰まりの一般県道が一本ある以外に分岐点はない。
    にもかかわらず、すれ違う車も後ろから追いかけてくる車もいっこうに減らない。
    四国山地の大いなるミステリーである。(笑)

    だんだん・・

      その後も、道は細くなったり広くなったりを
      繰り返しつつも着実に狭くなる。(笑)

      途中で大型バスとすれ違ったりするような
      場所もあれば、谷間にポツンと走る寂しい
      道になるところもある。

      さらに、途中には木材を運ぶクレーンの
      架線が道路の上を通っていたりして、
      かなりの恐怖感を醸し出している。(笑)

    もう忘れてるかもしれませんが、
    いちおうこれ国道ですよ。

    しかも、架線の下の道路には鉄骨で組まれたやぐらのようなものがあって、いちおう
    下を走る車への直撃だけは避けられるようになってはいるが、大きな木が落ちてきたら
    絶対に潰れるだろうなあ・・とゆうほど頼りないもの。

    いずれにしても、かなり交通量が少ないことを期待して作られているようだ。
    ちなみに鉄骨で組まれた構造物は「気休め君」と勝手に命名。(笑)

    そしていよいよ満を持して、ヨサク巡りの名所の一つ(?)・コリトリに到着。
    特にゲートがあるわけでもなく、この看板が道端にちょこんとあるだけである。

    コリトリ
    とうとうやってきました。
    でも普通に通れそう

    しかし、さすがに冬期閉鎖になるだけのことはある。
    進みはじめてすぐにどえらい急に標高が高くなる。そのうえ崖側は崩れまくり・・・。

    恐い。 なんか寂しげ
    大きな落石がないことを祈るのみ。 くたびれとります。

    そのうえ、何度となく現れる「↑見ノ越 ○.○km」とゆう看板が余計に
    距離感を感じさせていい加減ウザくなる。最初はこのようにただ退屈なだけの
    道が延々と続く。

    しかし、状況はすぐに暗転。(?)
    かなり上まで登ってきたあたりで視界が開けてきたのだが、なんだか路肩の崩壊が
    激しくなってきた。おまけにところどころに圧雪があり、それを4WDの威力で強引に
    乗り越えていくような箇所が数回出て、おまけに前方に現れたのは大規模な工事現場。

    しかもそこから土砂を満載したダンプカーがこちら側に向かってきた。
    最悪なことに、道路の幅≒ダンプの幅 な状況。絶体絶命の大ピンチ!!

    恐い。
    前方は工事現場。ダンプ接近中。
    というか、ここってたしか通行止区間でわ??
    なんでこんなに待ってる車多いんだ?

    ところが、運よく(?)30メートルほど手前のカーブのところが部分的に広くなっていて、
    なんとかここで離合はできそうだ。ということで集団で延々バックして、ダンプにそこへ
    待避してもらってギリギリでなんとか離合。

    この旅最初にして最大のピンチ(あとから思うとこんなのはほんの序の口だったのですが)
    はなんとか切り抜けることができました。 しかし、今度は路面に圧雪があるなど依然として
    予断を許さぬ状況は続くが、それでもなんとか無事に峠のてっぺんに有るトンネルへと
    たどり着くことができた。

    恐い。
    暗くてこわ〜い無気味なトンネル。
    しかも抜けた先に待っているのは・・雪。

    このトンネルを抜けると、ヨサクはいよいよ大きなターニングポイントを迎える。
    無事に冬期閉鎖区間を抜けることができた喜びもつかの間、起点からずっと一緒に
    旅を続けてきた、相棒ともいえるR438との決別を迎えることになる。

    これが国道の交点かいな?
    徳島市から運命を共にしてきた
    R438ともいよいよお別れです。
    厳しい「ヨサク」一人旅が始まる。

東祖谷山村へと足を踏み入れる(続き)

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