今回はこのヨサクを完全制覇することとしたわけだが、徳島市から中村市まではなんと
330キロもある。 その距離もすごいが時間のほうはもっとすごく、なんと12時間以上も
かかるらしいので、自分・りゅーぴん・T中くんの3人が交代で進むこととした。
朝8時、徳島市のかんぽの宿を出発。
宿から下るとそこはすでにヨサクだ。(ここはまだ
R438と重複のため、438の標識しか出てこない。)
徳島市は思ったより都会的で少し驚いた。
しかしこの道に限って言えば、かなりさびれた
街のメインストリートとゆう感じで、既に
後のことを物語っているようだった。
そんなことを感じながら、通勤ラッシュで
混雑する市内方面行きの流れとは裏腹に
ガラガラでほとんど行く車もないような
反対方向(佐那河内方面)へ走りはじめた。
10分ほど郊外に走った当たりで、県道が直進でヨサクはいきなり左に曲げられる。
というか、県道のほうが明らかに道がイイ。 標識を付け替えたほうがいいのでは?
というぐらいな格差である。 ここらへんもすでに虐げられまくっている雰囲気を
かもし出していたが、すぐのところからバイパスが作られていた。
いちおうはやる気があるようだ・・・・・?
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と思ったのもつかの間、この標識は少しびびった。
潜り橋だとっ?!
でも実際は欄干のないだけのコンクリートの橋だった。
それよりもむしろ、その橋のたもとを左折しなければならないほうがあせった。
まあこうして、起点である徳島市を抜けていよいよ本領発揮の山間部に突入するのである。
それでもすぐさま本領発揮というわけではなく、しばらくは片側一車線でゆるやかな
曲がりの道路が続く。前を走る軽トラが遅くて思わず追い越しをかけてしまった。
とにかく「軽トラ率」がすごかった。(笑)
というか、見かける車のほとんどが軽トラという異様な状況。
そんな感じで佐那河内村の役場を越えてしばらく行くと、突然道が二股に別れて
ヨサク(まだR438だが)は右側に吸い込まれる。 が!!ここが最初の難関の始まりであった。
吸い込まれた瞬間、思わずブレーキを踏んでしまうような細道に変化。
ちょっと枯れた感じの集落の家の軒先を縫って走る田舎道にイッキに成り下がる。
やがてその道はどんどん崖を登りはじめ、やがて林道のようになる。
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これは少し広い部分です。 雪は降ってるし、道は狭いしで恐かった ので写真を撮る余裕はありませんでした。 |
それでも徳島県はここがいちおう国道であることを隠すつもりはないらしく、ちゃんと
おにぎり標識もたくさんたっていた。
そういう道が延々と続いたあと、いくつかの家が集まった集落が現れる。
ところがこの周辺で何か集まりがあるらしく、周囲は完全に路上駐車の嵐。ただでさえ
狭い道が余計に狭くなっていて通るのに一苦労。 おまけに集落を抜けたあとは大型の
ダンプとたびたび出会い、そのたび離合に大苦労。
そのようにして、やっと町境のトンネルまでやってきた。
だが、あまりの無気味さに言葉を失う一同。 しかもトンネル内は狭いので対向車との離合は
不可能であり、よく見ると向こう側でライトバンが待っていた。
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あーー恐ええよお・・ 「府能トンネル」というらしい。どう読むのかな? |