ヨヨイ(R441)走行記(5)



野村町へ


ヨヨイはいよいよ終点の大洲市へ入った。
峠を越えてトンネルを出たところも勾配はそれほど急でもなく、同じような片側一車線の道。
ああ、このままあとはず〜っとこのまま終わってしまうのかな・・・なぜかそんな寂しい気分に。

勾配は急でもなく、走りやすい。 あとはずっとこんな道でR56まで行くのかな・・・

しかし、「走馬灯モード」に突入しかけていた我々が目にしたのはとんでもない光景だった。
本当にとんでもない・・・。あの悪名高いR477の百井別れも顔負けの、極細ヘアピンが現れたのだ。
しかも、なんとその案内看板はいま通って来た道を「広域農道」と表示している!!

え゛っ!!??
右下へ折れる道が国道!!
しかも!!??
いま来た道は広域農道??

あわててその先で引き返して地図で確認してみるが、やはりここが国道であることに変わりはない。
しかしその脇に旧道のような道があり、これを国道とすれば納得が行くが・・・地図上では国道ではない。
いちおう地図上では国道と示してあるルートをトレースしてきたのだが・・・どうにも気持ち悪い。

旧道っぽい道の出口にはこんな標識。
やはりさっき来た道は広域農道?
反対方向から見るとこんな感じ。

しかし、このヘアピンは百井峠のように左に折れるわけではないので切り返しは必要ない。
ヘアピンをぐるっと曲がると、そこは車幅いっぱいの極細路。もうここらへんは3ケタ酷道の定説ですな。
しかし、ここはもうかなり下まで降りて来ていて、そんなに暗くないので恐怖感は幾分和らぐ。  

ヘアピンを曲がるとそこは・・・
上に見えるさっきの道が嘘のよう。
しかし明るいので不安感は軽減。

しかしその後はもう・・・やっぱり3ケタ酷道はこうでないと。(笑)
などと言うのもイヤになるぐらいレベルが下がる。 廃バスが置かれた森の中を走り、揚げ句の果てに
ただの民家の軒先道に成り下がり。 何度も言うが、これは本当に国道なのだろうか・・・・

うひ〜〜廃バス!!
四国山地ではいっぱい見たけど。
民家の軒先が酷道。羨ましい。(爆)
・・・・・。 このへんに住んでる人、誰もこの道が
国道だなんて思ってないんだろうなあ・・・

この右側の写真の直後、T字路がある。なんとここも国道側に止まれがある。
そして、これを左折して橋を渡ると国道56号線です。 いよいよ、波乱万丈、天真爛漫、疲労困憊、な(笑)
ヨヨイも年貢の納め時か。

とても国道とは思えない・・

しかし、ここでしぶとく粘って簡単に終わらないのがまた酷道の定説であります。(笑)
なんとこの小さな交差点を右折するのがヨヨイです。左折方向の橋は単なる市道。なんでこんな・・。

やはり市道と見間違う道。 ♪もうどうにでもして〜
対岸は国道56号線。 大洲道路(国道56号BP)をくぐらされる。
しばらく大洲道路と併走。 その先の十字路、大洲道路のインターには
右折。しかしそれは県道。ヨヨイは左折。

その十字路を折れると、今度はまた少し前の道の感じに戻り、市街地を通り抜ける。
しかしなぜか人気が少なく、無気味だった。 でもゴールはもう近くだ。

いちおうミスコースを防ぐよう案内はある。 なぜか人気もない。

やがて、前方に国道56号との交点を示す青看板が出てくると、長かったヨヨイもとうとう
終わりを告げる時がきた事をしみじみと感じる。

あーー、とうとう終わりだ。

終点の信号のところには大洲市役所。本当に市街地の中心部に出てきたのだ。
ここから国道56号に乗ると、さっきまでの道が嘘のように交通量が増え、松山へと北上する
車がびゅんびゅん走っていた。 やっぱ国道というのははこうでなければ!というのを実感した
ヨヨイの旅でありました。

峠の途中からは改良済み。

大洲市へ