交通情報を聞いていると必ずと言っていいほど「渋滞」という言葉を耳にします。
するとなんだか、車が長い列をなしてノロノロ走っているようなイメージを思い浮かべます。
しかしこの「渋滞」、厳密にはどのような状態のことを言うのでしょうか?
というわけで調べてみました。
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まず交通工学・道路工学の教科書では、こう定義されています。
「ある時間帯で、道路の交通需要が道路の交通容量(供給能力)を上回ったことによって
速度が低下し、徐行あるいは停止・発進を繰り返す車の列が続く現象」
つまりは、交通量の需要と供給のバランスが崩れている状態といえます。
そしてそれを踏まえたうえで、各道路管理者が定めている「渋滞」の解釈は次のようになっているらしいです。
○国土交通省(一般国道)の場合
自由走行ができず、徒歩速度(4km/h程度)以下になっている状態を「渋滞」とし、
当該車両の最後尾を渋滞の末尾とする。
○日本道路公団(高速道路)の場合
時速40km以下で走行あるいは停発進を繰り返す車両が、1km以上かつ15分間以上継続した状態を
「渋滞」とする。